DNA検査と遺伝子検査はどう違う?

DNA検査と遺伝子検査はどう違う?

DNA検査は火事や事故で亡くなった人で、身元がわからない場合や、犯人の遺留物から行われることは、よく知っていると思います。

 

また、親子関係を調べるときにもよく聞きますね。
このDNA検査と遺伝子検査はずいぶん違う検査なのですが、よく混同されます。

 

DNA鑑定とは

 

DNA鑑定は、簡単に言うと個人の特徴を示すDNAの配列を調べることを言います。

 

例えば、親子を判断するのであれば、親と子供の毛髪や爪からDNAを抽出して、同じDNAの特徴を持っているかなどを調べます。
親と子供が同じ特徴を持っていれば親子関係は認められ、持っていなければ親子関係はないという判断になるのです。

 

また、犯人や遺体の身元調査などは、その残された証拠を元としたDNAを抽出して、そのDNAと容疑者や該当者のDNAを抽出して比較するのです。

 

これは、DNAすべてを調べるというのではなくDNAの配列の中で特徴的となる並び方となる多型を手掛かりに調べて行くのです。

 

現在では、ほぼ100%の精度があると言われています。

 

病気を調べる遺伝子検査

 

一方、遺伝子検査は病気などの診断のために特定の遺伝子を調べるもので、
ある遺伝子の中に病気を引き起こす変異があるかどうかを見るのが遺伝子検査です。

 

遺伝子の変異には病気に無関係の変化もあり誰にでもあるものです。
変化の起こる場所によっては、変異していても、発病しなかったりするので、病気になるかどうかはわからないのです。

 

医療機関の遺伝子検査

 

医療機関で行われている遺伝子検査の多くは感染症に関するものです。
これは、人間一人ひとりの遺伝子を調べるわけではなく、
ウィルスや細菌がまん延すると、感染の元なるウィルスや細菌の遺伝子を調べるのです。

 

ウィルスや細菌に感染すると、患者の血液から、その遺伝子が検出されるので、感染しているかどうかわかるわけです。

 


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